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2社比較

PayCAS Mobile と stera pack の違い

PayPay比率が高い店だけ答えが変わる

小型端末と据え置き端末を片手ずつ指さすピタのイラスト
2社比較PayCAS Mobile
と stera pack

料金は公式サイトの記載をもとに 2026-10-20 に確認しました。

先に結論

端末1台・24ヶ月、各社公式サイトの料金で計算した場合(stera pack は税区分が公式にないため仮定計算)

  • 月200万円前後で、売上の多くがPayPayの店PayCAS Mobile(あんしんプラス)。確定のプランの中で総額が最も小さい
  • PayPayの比率が低い店PayCAS Mobile は月額が初月からかかる。stera pack の税区分を確かめてから比べる
  • 途中でやめる可能性がある店stera pack は45日以内の端末返却で違約金なし。PayCAS Mobile は4年未満の解約で違約金

PayCAS Mobile と stera pack は、どちらも決済端末一体型のサービスです。PayCAS Mobile は PayPay/SBペイメントサービス、stera pack は三井住友カード/SMBC GMO PAYMENT が提供しています。1台で30種類前後の決済ブランドに対応し、中小事業者向けの優遇料率があります。優遇料率の条件も「Visa・Mastercardの年間決済額2,500万円」という同じ線です。

読者役のてんちょさん

どちらも端末一体型で優遇料率もあるなら、何が違うのですか。

それでも総額が分かれるのは、月額のかかり方、電子マネーの扱い、料率の税区分です。記載は、各社公式サイトのものです。確認日は末尾に書いています。

一覧

項目 PayCAS Mobile stera pack(スモールビジネスプラン)
端末費用 0円(税別) 本体価格の記載なし【不明】。3年契約で提供、返却義務あり
初期費用 0円。あんしんプラス加入時は1,980円→トライアルキャンペーンで0円(税別) 0円
月額(端末) 1,980円/1台(通信費含む・税別)、初月から 1年目0円、2年目以降3,300円(税込)
月額(オプション) ライトプラン あんしんプラス 1,980円/店舗(税別)。電子マネーオプション 1,020円/1台(税別) —
Visa/Mastercard あんしんプラス加入2.20%/非加入2.48%(非課税。通常2.80%) 1.98%(税区分の記載なし)
JCB/AMEX/Diners/Discover 2.48%(税別。通常3.24%) 2.48%(税区分の記載なし)
銀聯 3.24%(非課税) 「その他3.24%」
PayPay あんしんプラス加入1.98%/非加入2.80%(いずれも税別) 「その他3.24%」
au PAY/d払い/メルペイ/楽天ペイ/J-Coin Pay 2.95%(税別) 「その他3.24%」
Alipay+/WeChat Pay/銀聯QR/JKOPAY 3.24%(非課税) 「その他3.24%」
交通系・楽天Edy・nanaco・WAON・iD 2.95%(税別)※電子マネーオプションが必要 「その他3.24%」
QUICPay 3.24%(税別)※電子マネーオプションが必要 「その他3.24%」
優遇料率の条件 初めてクレジットカード決済を導入、中小企業庁の中小企業の定義に該当、上場企業・大企業の関連会社・FC提携先でない、Visa・MC年2,500万円未満 中小企業、上場企業グループ非所属、Visa・MC売上見込み年2,500万円以下、対象外業種非該当
優遇の判定 1・4・7・10月に前12カ月で判定。超過なら判定月の翌々月から一般料率 毎年1・4・7・10月にVisa・Mastercardの年間取扱高を判定。2,500万円を超えるとスタンダードプランに変更(判定の3か月後)
入金サイクル 月2回(当月15日締め→当月末振込/当月末締め→翌月15日振込) 月6回締め6営業日後/月2回締め6営業日後/月2回締め15日後
振込手数料 無料 三井住友銀行0円/その他220円(税込)
契約期間 4年 3年
途中解約 4年未満の解約で違約金が発生。1台あたり13カ月以内66,000円・25カ月以内49,500円・37カ月以内33,000円・49カ月以内16,500円(不課税)(2026年10月20日確認) 解約申出から45日以内に端末を正常な状態で返却すれば違約金なし。返却できない場合は1台あたり13カ月目以内88,000円・14〜25カ月目66,000円・26〜37カ月目44,000円(税込)
POSレジ機能 記載なし【不明】。POSレジとの連携は問い合わせ案内のみ stera terminal にレジ機能(stera market からアプリ)。個別料金は【不明】
利用開始まで 2週間程度(電子マネーオプションなしの場合) 審査約1週間〜2ヶ月。コード決済は3ヶ月以上かかる場合あり

差がつく4点

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

総額が分かれるのは、月額のかかり方、電子マネーの扱い、料率の税区分です。

1. 月額は「初月から」か「2年目から」か

stera pack は1年目の月額が0円で、2年目以降3,300円(税込)です。24ヶ月で39,600円になります。

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

stera packは1年目の月額が0円で、24ヶ月の月額合計は39,600円です。

PayCAS Mobile は初月から月額がかかります。しかも積み上げ式です。

内訳 税別 税込相当
端末月額(通信費含む・1台あたり) 1,980円 2,178円
電子マネーオプション(1台あたり) 1,020円 1,122円
ライトプラン あんしんプラス(店舗あたり) 1,980円 2,178円
合計(1台・あんしんプラス加入) 4,980円 5,478円

24ヶ月では131,472円です。stera pack との差は91,872円で、これが総額比較の出発点になります。

2. 電子マネーは有料オプション

PayCAS Mobile で電子マネーを使うには、電子マネーオプションが必要です。対象は交通系IC・楽天Edy・nanaco・WAON・iD・QUICPay です。月1,020円(税別)です。stera pack は「その他3.24%」に電子マネーが含まれ、追加の月額はありません。

当サイトのシミュレーターは、電子マネーの構成比を含めて比べます。そのため、PayCAS Mobile はこのオプションに加入した前提で計算しています。電子マネーを扱わない店なら、月額は1台あたり1,980円(税別)まで下がります。

3. PayPay の料率だけ桁違いに低い

あんしんプラス加入時の PayPay は 1.98%(税別) で、税込相当2.178%です。stera pack は PayPay を「その他3.24%」に含めています。差は1ポイント以上です。当サイトが総額を計算している10プランの中で、PayPay の料率が最も低いプランです。

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

あんしんプラス加入時のPayPayは1.98%(税別)。stera packは「その他3.24%」に含まれます。

一方 Visa/Mastercard は、stera pack が1.98%です。PayCAS Mobile は2.20%(非課税)です。0.22ポイント高くなっています。クレジットカードで負けて、PayPayで大きく勝つという構図です。

読者役のてんちょさん

クレジットカードで負けて、PayPayで大きく勝つ、ということですね。

なお stera pack の料率には、税区分の記載がありません。当サイトは表記の料率のまま計算し、総額の区分を「仮定計算」としています。税抜だった場合、stera pack の総額は計算値より上がります。

4. 契約は4年と3年、途中でやめるときの費用

PayCAS Mobile は4年契約で、「4年未満でご解約される場合は違約金が発生いたします」と明記されています。金額は、よくある質問の表に載っています(2026年10月20日確認)。

  • 1台あたり13カ月以内66,000円・25カ月以内49,500円・37カ月以内33,000円・49カ月以内16,500円(不課税)
案内役のピタ(電卓のキャラクター)

PayCAS Mobileは4年契約で、4年未満の解約には違約金が発生します。

stera pack は3年契約です。公式FAQには、45日以内に端末を返却すれば違約金なしと書かれています。返却できない場合は、1台あたり44,000円〜88,000円(税込)です(公式の「ご留意事項」PDF)。

途中でやめる可能性があるなら、この違いが効きます。stera pack は返却すれば0円、PayCAS Mobile は期間に応じて違約金がかかります。

また、あんしんプラスは随時解約できます。ただし日割計算はなく、1カ月分の月額利用料がかかります。解約すると、特別料率・端末保証・販促サービスがすべて同時に解約となります。料率だけ残すことはできません。

総額での比較(シミュレーター、24ヶ月)

条件は次のとおりです。

  • 端末1台、振込先は三井住友銀行以外
  • クレカ60%(Visa/MC 70%)・電子マネー15%(交通系60%)・QR25%(PayPay 70%)
月間決済額 stera pack PayCAS Mobile(あんしんプラス) PayCAS Mobile(非加入)
50万円 359,040円(仮定計算) 485,278円 466,060円
100万円 667,920円(仮定計算) 789,584円 803,420円
200万円 1,285,680円(仮定計算) 1,398,197円 1,478,141円
300万円 1,863,840円(仮定計算) 2,006,809円(仮定計算) 2,152,861円
24ヶ月総額:stera pack と PayCAS Mobile
stera packPayCAS(あんしんプラス)PayCAS(非加入)50万円359,040円485,278円466,060円100万円667,920円789,584円803,420円200万円1,285,680円1,398,197円1,478,141円300万円1,863,840円2,006,809円2,152,861円

上の表と同じ条件の当サイト試算(標準の構成比)。

表記の料率のまま計算すると、この構成比ではどの決済額でも stera pack の総額が小さくなります。stera pack は仮定計算です。

理由は、料率で PayCAS Mobile が取り返す額より、次の2つが大きいためです。

  • 月額の差(24ヶ月で91,872円。月300万円では stera pack が永年無料の条件〈直近1年のキャッシュレス売上3,000万円以上〉を満たして月額0円になるため131,472円)
  • 24ヶ月でやめた場合の PayCAS Mobile の違約金49,500円(1台)

当サイトの総額は、比較期間の終わりに解約したものとして違約金を含めています。stera pack は、端末を返却するものとして0円で計算しています。

PayPay比率が高い店では順位が入れ替わる

構成比を変えると結論が変わります。PayPay中心の店を想定して、次の構成比で計算しました。

  • クレカ30%・電子マネー10%・QR60%(うち PayPay 90%、楽天ペイ・その他QR各5%)
月間決済額 PayCAS Mobile(あんしんプラス) stera pack 差
100万円 759,185円 747,840円(仮定計算) 11,345円
200万円 1,337,398円 1,445,520円(仮定計算) 108,122円

月間200万円の PayPay中心の店では、PayCAS Mobile(あんしんプラス)が確定のプランの1位です。表記の料率のままの stera pack との差は、24ヶ月で10万円を超えます。

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

PayPay中心で月200万円の店では、PayCAS Mobile(あんしんプラス)が確定の1位です。

月間100万円では、確定のプランの1位は Airペイです。PayCAS Mobile(あんしんプラス)は、stera pack より11,345円高くなります(stera pack は表記の料率のまま)。2つの大小が入れ替わるのは月110万円前後です。

いずれも、24ヶ月でやめた場合の違約金49,500円を含めた計算です(この条件のシミュレーター)。

PayPay の1.98%は、この構成比でなければ効きません。自店の売上のうち PayPay がどれくらいを占めるかが、PayCAS Mobile を選ぶかどうかの分かれ目です。

あんしんプラスに入るべきか

あんしんプラスは月1,980円(税別)のオプションです。Visa/MC は2.48%→2.20%、PayPay は2.80%→1.98% に下がります。端末の全損・部分破損も保証の対象になります。

当サイトの標準の構成比で計算すると、月間決済額およそ79万円が分岐点でした。構成比はクレカ60%・電子マネー15%・QR25%で、PayPay はQRの70%です。

月間決済額 あんしんプラス加入 非加入
70万円 607,001円 601,004円
80万円 667,862円 668,476円

月80万円を超えるあたりで加入が有利に転じます。ここでも PayPay比率が高いほど分岐点は下がります。

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

月間決済額およそ79万円が分岐点。月80万円を超えるあたりで加入が有利になります。

申込前に確認しておく項目

  • POSレジ機能:PayCAS Mobile の公式サイトには、レジ機能の有無や料金の記載がありません。POSレジとの連携は、問い合わせ窓口の案内のみです。レジまで1台で済ませたいなら、この点を先に問い合わせてください。
  • 端末の返却義務:PayCAS Mobile は「端末は最大4年間保証されます」とあります。ただし、解約時の返却義務の記載は見つかりませんでした【不明】。
  • あんしんプラスの対象外業種:介護施設/鉄道/タクシー/病院・医院/保険・保険代理店/行政サービス利用料・自治体納付金/水道料金/寄付/調剤薬局/金券・チケット/たばこ/国公立・大学・大規模病院/郵貯サービス は申込不可と明記されています。
  • 中小事業者応援プログラムの対象外業種:旅行代理店、宿泊施設、交通、不動産、百貨店、たばこ店、企業間取引等。

自店の構成比での総額は、シミュレーターで確かめられます。各社の全項目は、PayCAS Mobileのページとstera packのページにあります。掲載データの確認日は2026年10月20日です。

公式サイト・申込窓口

出典と調べた日(2026-10-20)

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