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条件・条項の深掘り

POSレジの無料プランは何ができないのか

制限の型は5つ、有料に上がる境界と月額

無料プランの上限を目盛りつきのメーターで確かめるピタのイラスト
条件・条項の深掘り無料プランは
何ができない?

料金は公式サイトの記載をもとに 2026-10-20 に確認しました。

先に結論

各社公式サイトに載っている無料プランの制限と、有料に上がったときの月額で比べた場合

  • 当面1店舗で商品数が少なく、データを見返す必要がない店Airレジ。主な機能が利用制限なく0円で、有料プランがない
  • 将来2店舗目や在庫管理を見込む店無料プランの有無より、有料に上がったときの月額で比べる
  • 確定申告や月次の売上管理にPOSのデータを使う店ユビレジの無料プランは会計データが72時間で閲覧制限。記録が残るタイプかを確かめる
  • 無料プランで試して判断したい店スマレジのように、機能は制限されるが記録は残るタイプを選ぶ

POSレジの比較記事では「初期費用0円・月額0円」がよく並びます。ところが同じ「0円」でも、無料のまま使い続けられるものと、実質的にお試し期間でしかないものが混ざっています。

読者役のてんちょさん

無料プランと書いてあれば、ずっとタダで使えるのですか。

この記事では、当サイトが比較しているサービスの無料プランを取り上げます。具体的に何が制限されているかを公式サイトの記載から整理しました。掲載データの確認日は2026年10月20日です。

一覧

サービス 無料プラン 制限の内容 有料に上がると
Airレジ あり 利用制限なし(主な機能は0円)。公式に「一部、有料機能がございます」との注記あり 有料プランなし(一部に有料機能)
Square POS(汎用) あり 汎用POSは0円 レストランPOS プラス13,000円/月・店舗、リテールPOS プラス6,000円/月・店舗
Square リテールPOS フリー あり バーコードラベル印刷・店舗間在庫移動・原価レポート等が使えない プラス6,000円/月・店舗
STORES レジ(フリー) あり 在庫共有・棚卸し・バーコードスキャン(会計・入庫)・カテゴリタブ・カスタムパネル・従業員を紐付けた会計等はスタンダードのみ。バーコードの登録・発行と STORES データ分析はフリーでも可(2026年10月20日に再確認)。登録数の上限は【不明】 スタンダード3,300円/月・店舗(年間契約。月額契約は3,960円)
スマレジ(スタンダード) あり 1店舗のみ/商品1,000件まで/メールサポートのみ。複数店舗・API・顧客管理・セルフレジは不可 プレミアム5,500円/プレミアムプラス8,800円/フードビジネス15,400円(2026年10月20日確認)/リテールビジネス15,400円(税込・店舗ごと)
ユビレジ あり 会計データが72時間で閲覧制限/CSV書き出し不可/メールサポートのみ プレミアム6,900円〜(税抜)
stera pack なし 無料プラン自体がない。レジ機能は stera terminal のアプリ(個別料金【不明】) 1年目0円、2年目以降3,300円(税込)
POS+(ポスタス) 【不明】 公式サイトに無料プランの記載を確認できず 要問い合わせ
USENレジ 【不明】 公式サイトに無料プランの記載を確認できず 13,980円/月(サブPOS 9,980円)

制限は5つの型に分かれる

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

制限は5つの型に分かれ、基準になるのは制限なしのAirレジです。

型1:制限なし(Airレジ)

Airレジはレジ機能を含む主な機能が利用制限なく0円で、有料プランはありません。ただし公式には「一部、有料機能がございます」との注記があり、飲食店向けのAirレジ オーダーは有料です。商品数や店舗数の上限も公式サイトに記載がありません。無料プランの比較という観点では、ここが基準になります。

型2:店舗数・台数の上限(スマレジ)

スマレジのスタンダードは1店舗のみです。2店舗目を持った瞬間に有料プランが必要になります。

台数の扱いも押さえておく必要があります。有料プランは1店舗につき3台までが含まれ、4台目からは1台あたり月1,540円が加算されます。座席数の多い飲食店や、レジとハンディを併用する店では、この加算が効いてきます。

型3:登録数の上限(スマレジ)

スマレジのスタンダードは商品1,000件までです。飲食店では足りることが多い一方、小売店では在庫の種類が1,000を超えることは珍しくありません。

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

スマレジのスタンダードは商品1,000件まで。小売店は在庫の種類で超えることがあります。

STORES レジのフリープランにも登録数の上限がある可能性があります。ただし、公式サイトに具体的な数値の記載を確認できませんでした(【不明】)。

型4:データの保持期間(ユビレジ)

ユビレジの無料プランは、会計データが72時間で閲覧制限され、CSV書き出しができません。

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

ユビレジの無料プランは、会計データが72時間で閲覧制限され、CSV書き出しもできません。

これは他社の制限とは性質が違います。機能が使えないのではなく、記録が残らないということです。確定申告や月次の売上管理にPOSのデータを使うつもりなら、無料プランでは目的を果たせません。「無料プランがある」という一行だけを見て選ぶと、後から気づくことになります。

読者役のてんちょさん

機能が使えないのではなく、記録が残らないことが問題なのですね。

型5:機能の切り分け(Square、STORES)

Square のリテールPOS フリーは、バーコードラベル印刷・店舗間在庫移動・原価レポートなどが使えません。STORES レジのフリーは、在庫共有・入庫・棚卸し・スタッフ紐付け・売上分析・バーコードなどがスタンダード限定です。

どちらも在庫まわりの機能が有料側に寄せられているという共通点があります。レジとして会計を通すだけなら無料で足り、在庫を管理し始めると有料になる、という設計です。

なお、サポートの形態も制限の一種です。スマレジのスタンダードとユビレジの無料プランは、いずれもメールサポートのみです。

有料に上がる境界と、そのときの月額

無料プランを使い始めた店が有料に移行する典型的なきっかけを、月額とあわせて並べます。

きっかけ 該当サービス 月額(税込)
2店舗目を出す スマレジ 5,500円〜/店舗
商品が1,000件を超える スマレジ 5,500円〜/店舗
売上データを後から見返したい・CSVで出したい ユビレジ 7,590円〜(6,900円・税抜)
在庫管理・棚卸しを始める STORES レジ 3,300円/店舗(年間契約)
在庫管理・原価レポートを始める Square リテールPOS 6,000円/店舗(料金ページに税込・税別の記載なし)
レジを4台以上使う スマレジ 有料プラン+1,540円/台

税表記が社によって違う点に注意してください。スマレジとSTORESは税込表記、ユビレジは税抜表記です。Squareの有料プランは、料金ページに税込・税別の記載がありません(2026年10月20日確認)。同じ「6,000円台」でも、実際に払う額は変わりえます。当サイトの税表記の記事で、この読み分けを詳しく説明しています。

無料プランがないサービス

stera pack には無料プランがありません。ただし1年目の月額が0円なので、実質的には「1年間は無料」に近い形です。2年目から3,300円(税込)が発生します。レジ機能は、stera market からアプリを入れて使います。入れる先は stera terminal の standard/mobile です。そのアプリの個別料金は公式サイトに記載がありません(【不明】)。

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

stera packに無料プランはありません。1年目の月額は0円で、2年目から3,300円(税込)です。

POS+ と USENレジについては、公式サイトで無料プランの記載を確認できませんでした。POS+ は料金自体を「ご利用内容によって異なります」としています。そのうえで資料請求・問い合わせを案内しています。USENレジは13,980円/月(サブPOS 9,980円)が公表されている月額です。

選ぶときの考え方

案内役のピタ(電卓のキャラクター)

無料プランの有無は、総額の一部でしかありません。

当面1店舗で、商品数が少なく、データを後から見返す必要がないのであれば、Airレジが最も制約なく無料で使えます。

将来2店舗目や在庫管理を見込んでいるなら、無料プランの有無より「上がったときの月額」で比べるほうが実態に合います。同じ在庫管理でも、有料側の月額は社によって違います。STORES スタンダードは3,300円(税込・年間契約)です。Square リテールPOS プラスは6,000円(税区分の記載なし)です。表示額のまま比べると、24ヶ月で64,800円の差になります。

無料プランで試して判断したい場合は、どちらのタイプかを確認してください。ユビレジのようにデータが残らないタイプか、スマレジのように機能は制限されるが記録は残るタイプかです。判断材料を得るための試用が目的なら、後者でないと意味がありません。

無料プランの有無は、決済手数料や解約条件と合わせた総額の一部でしかありません。自店の条件での総額はシミュレーターで確認できます。各社の全項目はサービス一覧を参照してください。掲載データの確認日は2026年10月20日です。

公式サイト・申込窓口

出典と調べた日(2026-10-20)

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